ボールマウス

覗いていただきありがとうございます。もっとイラスト制作というワードを入れろと言われたのでイラスト制作って文言を入れております、社員のDです。

この前、廃棄するものを玄関にまとめて置いていたところ、子供が何これ?と聞いてきたものがありました。あ〜〜〜、さすがにこの世代(大学生)はもう知らないかと思いました。そうです、それが「ボールマウス」です。ボールマウスと聞いて懐かし〜と思った方は結構なご年齢かと思います。

ボールマウスとは中に直径2〜3cmの小さくて硬ったい玉が入っており、底面の穴から少し出ているボールが転がることでマウス内部のホイールが回り、モニタのカーソルが連動するという初期型のマウスです。要はボールペンみたいなもんです。USB接続できない独自仕様な上、クリックボタンが1つしかなく今見たらすんごいゴミだなと。

当然、物理的に転がして使うので手垢や机のゴミなどでマウスの中が汚れたり、ゴミが入るとゴリゴリゴリと変な音がしたりする代物でした。なのでマウスの中を掃除できるように裏面に回転スライド式の蓋がついており、たまに開けて定期的に掃除をしなさいよといった仕様になっておりました。

私はこの掃除が意外と好きでした。大きいゴミが取れた時や一気にゴミがペロンと剥がれた時の感覚がすんごい気持ち良かったです。なんなら敢えて掃除をサボり、溜めてから一気にやるのが好きでした。耳掃除的な感じです。

しかし、残念ながらこの「裏面の蓋が取れる仕様」のせいで当時まだ不完全だった光学式マウスへの移行が一気に進んだと記憶しております。学校の授業用PCや家電量販店のボールマウスからボールだけを抜くといったイタズラが頻発してたからです。私がもし子供だったらあの硬ったいボールが欲しくなる気持ちは解るかもしれませぬ。

今ではもう某世界最大ショッピングサイトでも新品のボールマウスは販売中止になったようです。まだギリギリ入手する方法があるので持ってればいつかコレクターアイテムとして高値で取引きされる日が来るかもしれません。

私は要らないので捨てます。

この記事を書いた人

社員D

特にない