怖い話

ご来店いただきありがとうございます。イラスト制作というワードを入れまっかと言われたのでイラスト制作って文言を入れております、社員のDです。

暑い日が続きますが皆様体調いかがですか。夏ということもありますし、ひとつ私の体験した怖い話でも。

これは私が20代の頃のお話です。8月の半ば頃、その日は寝苦しくて夜中2時ごろまで本など読みながら布団に寝そべりながらダラダラ過ごしておりました。すると窓を「コンコン」とノックする音がしました。目を向けはしたのですが、部屋の階層が高いので気のせいだろうとスルーしておりました。

しかし5分ほどすると再び「コンコンコン」とノックする音がするのです。さすがに「ん?」と思いカーテンを少し開けて見てみたのですがただの暗闇が広がるばかりです。そしてまた5分ほどすると「コンコン」とノック音が。友人か誰かが小石でも投げていたずらしてるのかなと思い下を覗いてみたりしたのですが人の気配すらありません。

さすがにすこし気味が悪くなり、ヤダな~ヤダな~と思っていると「ココッコッッコココココッッコココンコン!!」と窓に連打ノックをしてきたのです。思わず「うおおおぉおおぉぉぉっ」と声を上げて後退りしました。連打は止むことなくバラバラのリズムで窓をノックし続けてくるのです。「えええぇぇぇ…」と思いながらもさすがに正体確かめないと不気味なので思いきってカーテンを一気に開けようと決意いたしました。

ドキドキしながら両手でカーテンを掴み思いっきりカーテンをバッと開け広げました。そこには不気味に浮かぶ人影や強盗も幽霊もおばけも何も居ませんでした。居たのは1匹の「カナブン」でした。そうです。部屋から漏れる窓明かりに引き寄せられ、窓に「コンコン」ぶつかっていたのです。まさに幽霊の正体見たり枯れ尾花と言った感じでした。原因が分かり安堵はしたのですが、肝を冷やしたってお話です。

書いててなんか落語っぽいなと思いました。

この記事を書いた人

社員D

特にない