大切な資料を美しく見せるコツ-その1

お客様からよくお伺いする悩みの中の一つに資料をまとめるのに時間がかかったり、デザインのレイアウトを考えるのに時間がかかったり。。パワーポイントなどのレイアウトをうまく、きれいに見せるコツはありますか?などの悩みをお伺いする機会があります。

資料はあるのだけれどデザインの見せ方が分からず、また素材がバラバラで統一感がなく思ったように綺麗なデザインをすることができないで資料制作の多くの時間を頭を抱えて過ごされている方もおられるのではないでしょうか?

そこでデザインを普段制作しているからこそお伝えできるパワーポイント資料のデザインを美しく見せるポイントを3回に分けてご紹介させていただければと思います。

ポイントを押さえるだけですぐに「見やすく」「分かりやすい」資料を制作することができるようになりますので資料を制作して発表する機会の多いお仕事をされているかたはぜひ覗いていってください!

デザインとは情報の整理

まず最初にデザインを制作する際に最初にどんなことを考えますか。

  • どんな飾り付けをしようか?
  • どんな色を使おうか?
  • どんなふうに囲おうか?などなど。。

当然資料の中のたくさんのある項目をお客様に伝えたいと考え資料を制作します。

しかし元の資料にあるたくさんの特徴や項目を全て列挙したあげく文字だらけの資料になったような経験はございませんか?

デザインをするということは美しく装飾をすることではありません。資料を制作する上で重要なことは見てくれた人に「伝える」「伝わる」ことが重要です。まず情報を見やすく整理して説明することを念頭において資料を制作するようにこころがけましょう。

※説明に使用したスライド資料の完全版は最下フォームより無料ダウンロードしていただけます。

情報をできる限り絞る

見てくれる人にわかりやすく伝えるためにデザインに盛り込む情報を絞りシンプルに作ることが重要です。よく情報を詰め込みすぎている資料を目にする機会があることから、「情報を絞る」ことが苦手な方は多いのではないでしょうか?

この情報を絞るコツとして以下の3つのことを念頭においてみましょう。

情報を絞る3つのコツ

  • ワンスライドワンメッセージ
  • 文字や絵は最低限に
  • 不必要な飾りは避ける

ワンスライドワンメッセージ

スライドが何が言いたいのかがわからないと思われないために1つのスライドに1つのメッセージを割り当てるように意識しましょう。メッセージが複数ある場合はスライドを切り分けて対応するように心がけましょう。

OK(1つのスライドに1つのメッセージ)

文字や絵は最低限に

情報量の多いスライドは理解するまでに時間を要します。また情報が多すぎると情報過多により見るのも嫌になるものですので可能な限り情報を絞るように心がけましょう。どうしても必要なデータや資料は別のスライドに切り分けて提示するようにしてみてもいいのかもしれません。

OK(文字・イラストともに最低限に厳選)

NG(文字やイラストがたくさんの情報過多状態)

不要な装飾はしない

ビジネスに用いるような提案書やプレゼン資料を作成する場合、装飾や色を多様してしまうと伝えたいメッセージが伝わりづらくなってしまいます。色や枠線などには意図と意味を明確に持たせ全体を通したルールを作るように心がけます。絶対になんとなくの作業を避けることを意識しましょう。

NG(多色・枠線・立体・影などてんこ盛り)

エイドなら資料にあったイラストが制作可能

デザインとイラスト制作の部門を併せ持つ弊社なら資料を理解しつつ見る人の理解度向上を目的とした資料制作が可能です。大学や多数研究機関などでの経験から専門性の高い事柄をより深く正確に理解させるためのお手伝いをさせていただいております。

紹介したスライドの完全バージョンは無料で下記よりダウンロードしていただけるようにいたしております。ぜひダウンロードをして資料作りにご活用ください。

説明資料の無料ダウンロード

    この記事を書いた人

    野々村寛志

    有限会社エイド 代表取締役。
    2002年にエイドを設立。学生時代、版画を先攻していた事がきっかけで印刷の世界に入る。様々な印刷方法を学んだ事を現在デザインやディレクションに活かしています。