今日は特色とプロセス4色の違いについて少し。
印刷物はコンピュータでデザインを制作するのですが、特色の色指定というのは上の写真のような色チップによって今でも指定をしていきます。意外かもしれませんがこれだけコンピュータの性能が上がっても特色というのはコンピュータ上で再現できないのが現状です。特色というのは様々な要素を含み透明感や蛍光色、パールとかシルバーや金色のようなもの。このような要素が組み合わさって構成されます。
コンピュータ上ではこのような要素を疑似的に再現して簡易的に表示しています。さてそれでは4色のフルカラー印刷で特色はどのように再現されるのか?
じつはこれも疑似的に再現されているんです。たとえばDIC2050の場合右図のような感じで4色に分解されているのがわかります。ですので特色印刷された色とフルカラーで印刷された色は近似色ということになります。