秋の美術館から学ぶ、線表現の奥深さと医療イラスト制作の可能性

食欲の秋、芸術の秋——11月に入って少し涼しくなり、アウトドアや文化に触れる絶好のシーズンがやってきました。先日、久しぶりに大阪の国立国際美術館へ足を運び、「線表現の可能性」という展覧会を鑑賞してきました。線をテーマにした美術作品が多数展示され、”線”そのものの本質や意味に迫る概念芸術作品から、素描や版画といった線で構成された作品、さらに立体作品やその設計図ともいえるエスキースまで、幅広く展示されていました。気がつけば2時間半ほども見入ってしまい、線の奥深さに改めて魅了されました。

単純に”線”といっても、その種類は豊富で、太い線や細い線、ぼやけた線やくねくねした線、角ばった線など、画面を構成する上で多様な線の表現がありました。また、線と面の関係性や、空間の認識を助けるために用いられた構成的な線、さらには同じ色彩を使っていても線の配置や組み合わせ次第でまったく異なるイメージに見える作品もあり、想像力がかき立てられる体験でした。

こうした展示を見て感じたことは、有限会社エイドが手がける医療イラストや科学イラストの制作でも、線の使い方ひとつで視覚的な印象や理解の深さが変わるということです。例えば、医療機器の取扱説明書やマニュアル用イラスト、科学論文の図解といった分野では、正確さと分かりやすさが求められ、適切な線表現が必要不可欠です。また、VRやAR技術を活用した医療や教育イラスト制作では、空間や立体感を伝えるための線の扱いが非常に重要となります。

このように、医療・サイエンス分野におけるデザイン制作や学術イラスト制作でも、ただの図示にとどまらず、線の表現によって伝わり方が大きく変わります。有限会社エイドでは、イラスト制作を通じて、より多くの人々に医療・科学の情報をわかりやすく届けるため、線や色彩、構成を最大限に活かした視覚表現に取り組んでいます。

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    この記事を書いた人

    有限会社エイド

    大阪にあるイラストレーション制作に特化したデザイン制作会社です。2Dイラストレーションの制作から3Dモデル等の制作そこから派生する印刷物や企画書などのデザインをオールインワンで取扱いたしております。