前回は資料を制作する上での大原則について学んできました。いくつかのポイントを抑えて制作するだけでとてもまとまった資料になることがお解りになったかと思います。基本に沿って制作された資料をさらに見やすくわかりやすくするためのコツについて考えていきましょう。
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見やすい配置をするコツ
頑張って資料を制作したのになんとなく「見づらい」や「見にくい」と指摘された経験はありませんか?「見にくい」「見づらいと言われる」原因はどこにあるのでしょう?初めて見る「内容を理解していない人」に見づらいと言われる主な原因は人の視線の流れを意識しないで制作されたものが多い印象を持っています。視線の流れを少しだけ意識することで簡単に情報を整理することができます。3つのコツを下記に示します。
情報を整理する3つのコツ
- 重要な事柄や概要は上に配置
- 過去やイメージは下に配置
- 関連性の近い事柄は近くに配置
人の視線は左上から右下に流れる習性があります。状況に応じて下記の3つの動きが代表的なパターンになります。
基本的な目の動き(流し見をする場合)
(基本パターン)
基本的な目の動き(読み込む場合)
(情報量がある程度あるパターン)
基本的な目の動き(飛ばし読みをする場合)
(表やグラフなど情報が詰まっているパターン)
上記において重要なことは上部(左上)に最初に目がいくということです。また過去から現在を示すような時系列のレイアウトでは過去を左へ。感覚的な図やイメージは左側に置くと右脳で処理するとされるのでより理解が深まると言われています。
関連性の高いものは近づける
全てを読めばわかるだろうと関連性の高い事柄を離れた場所においてしまうと読み手が全てを読まなかった場合に得る理解度が低くなります。読み手が関連付のある事柄を探す負担を減らし一目で分かるように関連性の高いものは近くに配置するようにしましょう。
エイドなら資料にあったイラストが制作可能
デザインとイラスト制作の部門を併せ持つ弊社なら資料を理解しつつ見る人の理解度向上を目的とした資料制作が可能です。大学や多数研究機関などでの経験から専門性の高い事柄をより深く正確に理解させるためのお手伝いをさせていただいております。
紹介したスライドの完全バージョンは無料で下記よりダウンロードしていただけるようにいたしております。ぜひダウンロードをして資料作りにご活用ください。