ユートピア白玉温泉

大阪環状線、京橋駅から程近くにある銭湯、ユートピア白玉温泉。

昔ながらの銭湯の路線を受け継ぎながら現代のスパ銭、サウナブームにも充分すぎるほど存在感のある大阪銭湯の優等生がこの「ユートピア白玉温泉」です。

一階入り口の下駄箱に靴を入れて、浴場は2階へ。

右手に大きなTVと畳スペース。漫画などがゴロ寝して読めるスペースがあり湯上がりも、外でふろ桶をカタカタ鳴らす必要はありません。

左手にはアイスクリームやお菓子、軽食の販売と簡単な食事スペースがある昭和の銭湯にはない、ここはまさに令和の銭湯なのであります。

サウナ300円&入浴490円のセット券=790円としても安い料金を支払い番台でロッカーキーと交換に下駄箱の鍵を預けます。

脱衣所にはサウナ用とそれ以外のロッカーがあり、やや大きなサウナ用ロッカーはハンガーに背広がかけられるサラリーマンには嬉しい仕様。十分仕事終わりに汗を流して帰ることができそうです。

さてさて、まずは身を清めます。銭湯という事でシャンプーやボディソープが必要なのでは?と思う方もいるかもしれませんがそれはもう昭和の話です。心配する事なかれ。令和では洗い場にリンスinシャンプーとボディーソープが設置されていてもう石鹸持って行ったり銭湯に預けておいたりする必要はありません。

体が綺麗になったらまずは中央の深い湯船にドボン。膝立ちで丁度いい140センチ位の深さの湯船はストレッチするのにピッタリでしばらく筋を伸ばしてからサウナへ向かいます。

ここのサウナは向かい合って2段設置されていて表示温度より体感のあついボナサウナ。10分おきのオートロウリュのあと天井のダクトから大量の風が送り込まれ熱波を感じるという仕組みです。テレビはなくじっくりと蒸されることができるいい空間でした。

いつも1セット目から12分我慢するのですが、この日は10分位で切り上げてサウナ室から出て左手の水風呂へ。

この水風呂も深めの水風呂で定期的に隅にあるダクトからゴロゴロと音をたてて氷が送り込まれるギミックはちょっとしたアトラクションです。上から流れ落ちたみずに頭を入れていい感じに冷えたら2階の外気浴のスペースへ向かいます。

2階では心地よい音楽とともに煙突を眺めながらゆったり「ととのう」ことができるようになっています。

いつも通り3セットしてから電気風呂、ジャグジー風呂のあと高濃度炭酸風呂へ。

私はこの炭酸風呂が気に入ってしまいました。体温程度の低い温度なのですが、炭酸が皮膚につくとなんだかポカポカしてきます。長い時間のんびりしていてものぼせなくてポカポカしてとっても気持ちいいお風呂でした。

最後に中央の浅いの湯船で、ゴロンとしてしっかりあったまってからでてきました。

ニュースでは燃料費の高騰で経営が難しい銭湯があると聞いています。こういった町の銭湯はインフラの役割もあり、無いと困る人がいるのも事実ですからなんとか残したいと思う今日この頃なのでした。

この記事を書いた人

ウサウナー

そこかしことサウナがあれば旅に出ます!