福島県須賀川市

こんにちはイラストを中心に制作の日々にも少々疲れが見えてきた8月頭の野々村です。

先日といっても少し前の7月頭になるのですが、福島県に出かける機会がありました。震災以来の訪問だったのですが街も随分様変わりして綺麗に整備されていました。

ところで須賀川市。みなさんご存知ですか?

この須賀川市、関西に住んでいる私などはまったく知らなかったのですが、ウルトラマンで有名な円谷プロダクションの生みの親、円谷英二の出身地なのだそうです。

そんなこともあり市役所にはウルトラの父がデーンと立っております。

市役所とは別に市民の生涯学習の推進及び様々な市民活動の支援を図るとともに、世代や分野を超えた市民交流を促進し、もって東日本大震災により甚大な被害を受けた市街地中心部ににぎわいと活気を取り戻し、震災からの創造的復興の実現を図るためのテッテ(tette)という施設と併設された円谷英二ミュージアムが2Fにあります。

テッテではレッドキングやバルタン星人が出迎えてくれ、これが無料でいいのか?といった感じの特殊な施設になっておりまして、ミュージアムには特撮に関する資料や怪獣のデザインへの着想やヒントなどの資料。作る人にはもちろん、見るだけのひとにも興味をそそられる資料がたくさんありました。

また施設前のメインストリートにはウルトラマンや怪獣が立ちならび、これぞまさに光の街です。

テッテから少し離れたところは、須賀川特撮アーカイブセンターという施設。

ここでは特撮資料の収集を中心に、保存、修復及び調査研究など特撮撮影などで使用された資料の一部を見学することができます。

今まで撮影に使用されたミニチュアをはじめとする資料は撮影が終わると捨てられたり、行方不明になるものが多く必ずしも適切に保存されている状況ではありませんでした。

須賀川市ではこのような状況を危惧し特定非営利法人アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)とともに特撮資料を適切な環境で保管する取り組みの一環として須賀川特撮アーカイブセンターの整備、連携を今後も進めていくそうです。

ウルトラマンが大好きなおぼっちゃんおじょうちゃんをお持ちのお父さま、お母さま。

ぜひ!須賀川市へお出かけください!

この記事を書いた人

野々村寛志

有限会社エイド 代表取締役。
2002年にエイドを設立。学生時代、版画を先攻していた事がきっかけで印刷の世界に入る。様々な印刷方法を学んだ事を現在デザインやディレクションに活かしています。