イラスト制作で「伝わらない」が起きる理由

制作会社に依頼する前に考えておきたいこと

イラスト制作を検討する場面では、
「きれいに描いてほしい」「雰囲気をよくしたい」といった
要望から相談が始まることが多くあります。

一方で、実際に完成したイラストを使い始めてから、
「思ったほど伝わらない」「説明が必要になる」
と感じるケースも少なくありません。

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか。

イラストは「描くこと」が目的ではない

イラスト制作というと、
表現やタッチ、色使いといった見た目に意識が向きがちです。

もちろん、視覚的な印象は重要です。
しかし、本来のイラスト制作の役割は
情報を整理し、理解を助けることにあります。

  • 何を伝えたいのか
  • どの順番で見てもらうのか
  • 誰が、どの立場で見るのか

これらが整理されていないまま制作を進めると、
「きれいだが伝わらないイラスト」になりやすくなります。

「伝わらないイラスト」に共通する特徴

実務の中でよく見られるのは、次のようなケースです。

  • 情報量が多く、どこを見ればいいか分からない
  • 専門用語が多く、前提知識が必要
  • 説明文がないと意味が通じない
  • 見る人の立場が想定されていない

これらは、イラストそのものの技術ではなく、
設計の段階で起きている問題です。

イラスト制作会社が担うべき役割

イラスト制作会社に依頼する意味は、
単に「描いてもらう」ことではありません。

  • 内容を整理する
  • 情報を削る
  • 見る順番を設計する
  • 誤解が生まれない形に整える

こうした工程を含めて設計することで、
イラストは初めて「使える情報」になります。

特に、医療・研究・技術分野のように
正確さが求められる領域では、
この設計の工程が欠かせません。

ストック素材やAI画像との違い

近年は、ストックイラストやAI画像も手軽に使えるようになりました。
しかし、これらはあらかじめ用意された表現であり、
特定の文脈や用途に最適化されているわけではありません。

オリジナルのイラスト制作では、

  • 使用目的に合わせて構成を変えられる
  • 説明の流れをコントロールできる
  • 誤解を生まない表現に調整できる

といった点が大きな違いになります。

イラスト制作を依頼する前に整理しておきたいこと

制作をスムーズに進めるためには、
次の点をあらかじめ考えておくと効果的です。

  • 誰に見せる資料なのか
  • どの場面で使うのか
  • 見た人にどう理解してほしいのか
  • 文章で説明しなくても伝えたい内容は何か

これらを共有することで、
イラスト制作は単なるビジュアル作成ではなく、
コミュニケーションの設計として機能します。

イラスト制作は「伝えるための手段」

イラスト制作は、装飾のためのものではありません。
情報を整理し、理解を助け、
人と人の間にある認識のズレを減らすための手段です。

制作会社を選ぶ際には、
「どんな絵が描けるか」だけでなく、
「どう伝えるかを一緒に考えてくれるか」
という視点も重要になります。

有限会社エイドでは、
イラスト制作を単なる作画作業ではなく、
伝達設計の一部として捉えています。

用途や背景を丁寧にヒアリングしながら、
使われる場面で本当に役立つイラスト制作を目指しています。

この記事を書いた人

有限会社エイド

大阪にあるイラストレーション制作に特化したデザイン制作会社です。2Dイラストレーションの制作から3Dモデル等の制作そこから派生する印刷物や企画書などのデザインをオールインワンで取扱いたしております。