フォントフォーマットについて
DTPで使われるフォントには4種類のフォーマットがあります。古い順からOCFフォントTrueTypeフォントCIDフォントOpenTypeフォント。このフォーマットの違いはサポートされる機能や仕様に大きな違いがあり、作業環境に見合ったフォントを利用するにはフォーマットの理解は重要な事柄の一つです。
OCF | TrueType | NewCID | OpenType | |
収録文字数 | 8,284 | 20,684 | 8,720 | 23,058 |
アウトライン化 | × | ◯ | ◯ | ◯ |
プリンタフォント | 不要 | 不要 | 必要 | 不要 |
文字詰め情報 | × | × | ◯ | ◯ |
異体文字切替え | × | ◯ | ◯ | ◯ |
PDFへのフォント埋め込みサポート | × | ◯ | ◯ | ◯ |
Mac OS X対応 | × | × | ◯ | ◯ |
Windows Vista対応 | × | ◯ | × | ◯ |
MacとWindowsの互換性 | × | × | × | ◯ |
※上記表はモリサワフォント製品
どのフォーマットのフォントを使えばいいの?
最新DTP環境で使用することを前提とした場合OpenTypeフォントを使用する事がベストな選択であるといえるでしょう。いまのところすぐに別のフォーマットに取って代わられる事は考えづらく当面の間OpenTypeフォント優位の時代があ続くことは間違いありません。
使用するアプリケーションが最新のDTP環境という前提であればOpenTypeを選択しない理由は見つからないでしょう。